ドイツ留学時代、シュトゥットガルト国立音楽演劇大学で7年もの間ご指導頂いた恩師、Johannes Monno(ヨハネス・モンノー)先生の最後のレッスンの日、1枚の紙切れを渡されました。
「私がFumi(僕のこと)に言いたいことはこの詩に全部書いてあるから後で調べてみてね」
早速調べてみたのですが、とても素敵な詩でした。
「人生には色んな段階がある。今いる環境がどんなに居心地の良い場所でも、成長したいと願う人はずっとそこにはいられない。」
大好きだったヨハネス先生のもとを離れなければならなかったのは寂しかったけれど、環境を変えることによって別れが訪れるのは、自分が今よりもっと成長したいと思えていることの証。
いい先生との出会いは絶対に必要ですね。
あれから時がたち、帰国の決断をし、今は自分が「先生」として日本で出会う生徒さん方へ指導させていただく側になり、自分もそれぞれの生徒さんにとっての「ヨハネス先生」でありたいと思います。
この紙切れは一生の宝物。
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